Last modified: Tue Mar 3 20:50:48 JST 2020

某所の令和元年分申告書作成会場がダイヤモンド・プリンセス号より酷いクラスター製造機だった件

今年の確定申告の作成会場は命懸けだった。

会場に行くことで感染する恐れが頭をよぎったが、これだけTVで新型肺炎の報道しているんだ、部屋の換気ぐらい当然、心掛けているだろうと言う予想は完全に裏切られた。

会場に出向いた2月27日は寒の戻りで肌寒い日だったが、”感染防止のために換気しています、肌寒いですが服を着て調節してください” といった感じの会場設営だろうとばかり思っていたが、入ると「モワッ」とした生暖かい空気。「えぇえええ!!!!」と衝撃を受ける。換気していたら絶対にこれ程、暖かくはない。換気してないのか? 窓を見ると、カーテンが少し揺れていたが、積極的に換気をしているというより、窓が冷えた外気との温度差で対流しているだけという感じのかすかな揺れ。これは閉め切ってる!!! 嘘だろ、と信じられない思い。

部屋は、手を伸ばせば隣に人に届くどころか、わざわざ肩が触れ合うぐらいの狭い感覚でパイプ椅子が百脚ぐらい並べられ、マスクをしている人は8割ぐらい。そして、咳をしている人もいる。ぞぉおおっとする。あり得ないだろ? ここは日本なのか??

どうやら、ここの会場の中の人達は、「私達は入り口にアルコール消毒のポンプを置きました。だから感染対策はやっています(キリッ)」が、理解できる感染症対策の全てらしい。感染拡大を防止する上で決してやってはいけない事ばかりしている。滞留した空気の狭い空間に百人以上の人間が、何割かはマスクもしていないし、明らかに体調不良の人も居る。不要不急じゃないから仕方ないんです、とでも言いたいらしいが、どうせ体育館はイベント中止で空いている筈。なぜ順番待ちに活用しないのか。むしろ、ここの中の人達は、「寒いから順番を待つ人を狭い部屋に集めて暖かくしてあげました」が親切だと思っているようだ。

あまりの情況に怒りが抑えられず、文句を言いまくってクレーマー扱いされる始末だったが、とにかくここから一刻も早く出たかったので、PCで聞きながら作成しようと思っていたのだが、スマホかタブレットがあればできると配られた緑色の紙に書かれていたので、タブレットでやる人間はまだ少ないだろうと考え、作戦変更。

私:「Wi-Fi はありますか」
係員:「あります」
私:「SSID とパスワードは何ですか」
係員:「そのような専門的な事はわかりません」

だったらスマホコーナーの所で立っているなって言いたい。別の係員に

私:「Wi-Fi はありますか」
係員:「ありません。だれがそのお金を払うんですか」
私:「タブレットでできるとこの紙に書いてありますよね?」
係員:「みなさんスマホでできています」

この会場では日本語が通じていないようだ。

スマホやタブレットでできると宣伝しているわりに実際には会場にWi-Fiが無く、これでタブレットで出来るとか大嘘。ていうかタブレットは携帯になると思っているレベルだから根本的にIT分かってないよね。他にも一時が万事、あまりにお粗末なので、以前にIT関係の仕事の手伝いもしていた関係で「誰がこんなアホな案内をするんだ?」とイラつく。仕方なく手持ちの旧式スマホでタブレットにテザリングして Chrome のインストールから始める。Chrome でないと門前払いされて申請できないというのは、配っている紙には書かれていない。動作環境を書く知恵も無いとはアホかと思って文句言ったら、国税局のHPには書かれている、だそうだ。それを見て来やがれと。会場で全員に配る紙に書こうとは思わないらしい。HP見なきゃ分からないなら、見てもわからない紙を全員に配ってスマホかタブレットでできますとPRする意味がない。

とにかく何より、この「ウイルスの培養器」みたいな会場。想像しうる最悪を遥かに超える最悪。

私:「これで新型肺炎に感染したら誰が責任取るのか!」
係員:「誰も取りませんよ(笑顔)」

それで、怒っている私が悪いそうだ。「ここで感染広がったらマスコミが取材に来ますよ」と言い返すも、カエルの面になんとやら、な模様。納税には詳しくてもITや一般常識的な感染予防の知識は無いようだ。

後日談

5日経ったら熱っぽくなってきた。37.5度は無いけど。

ヘルパーの仕事してるけど、これで感染させたら○×区か国税局が責任取ってくれるよね?