Last modified: Fri Jun 2 22:29:52 JST 2017
[知恵ノートのトップに戻る]ご注意:この知恵ノートは 2015年の始めに書き始めたもので、今では古くなっている記述もあります。
2015年10月に発売された「Fire タブレット 8GB、ブラック」という物を購入して現在はメイン機として活用していますが、知恵袋ではこのタブレットに関して賛否があるので、私見ではありますが私の経験を知恵ノートに記させていただきます。
2015年4月に Amazon のサイトを見た所、本体内部のストレージが 16GB になっているモデルが登場していました。値段は2千円増しです。電子書籍は外部の microSDHC の方には保存できない仕様なので、非常にたくさんの書籍を持ち歩きたい人などは 16GB の方が良いと思います。
その後も
バッシングするのは所有していない or 使いこなす技術力が無い人が大半です。入門機でありスペックとコストのバランスを図っている機種だと理解できない人の思い込みとレッテル貼りか、Google Play を動かすだけの技術力が無い人が、繰り返し回答しています。しかも何と知恵袋で、質問を装った逆ステマ工作をする人までいて驚きました。 (この件は後日、詳しく書きます)
オンライン書店の最大手 Amazon は、時代が電子書籍に変化している状況で、競合他社に負ければ衰退必至のため絶対に自社が電子書籍でもシェアを握る必要があったのではと思います。自社の電子書籍を普及させるための有力な手段が Kindle や Fire タブレットで、これを安く売って世に広め、後はAmazonストアで電子書籍・映画や音楽ソフト・その他商品をどんどん買ってらう事で利益を上げようとするビジネス戦略ではと思います。
ゲーム機本体は安く売ってゲームソフトを購入してもらって利益を上げるとか、プリンタ本体は高性能の物を安く売ってインクカートリッジで利益を上げる、といった商売は以前からありましたから、そう驚くほどの事ではないと思いますが、「Fire タブレット 8GB、ブラック」の安さの秘密は、タブレット本体の販売では収益を上げなくても構わないという値段設定になっているためと思われます。ちなみに同モデルの米国版は、プライム会員でなくてもキャンペーンで$39で売っていた事があります。なお米国モデルは日本には発送しません。
Android機と iPad は違うように、Android機と似てはいますがFire タブレットは違いがあります。それは、「Google Play がインストールされていない」という事です。代わりに、Amazon の「アプリストア」という物を使います。そのため、インストール可能なアプリが限定され、その意味では、Fire タブレットは、普通のタブレット端末ではなく、Amazonストアで物品を売る手段としての「タブレットもどき」であるとも言えます。
Amazon から出ているのは一緒ですが、Kindle と Fire も違いがあって
という事で、製品系列が違うので異なる商品名になっています。
なお、Fire タブレットは Kindle のアプリが最初からインストールされていて、他社製品に Kindle をインストールしたものより安定して本が読めます。英語で Word Wise 機能対応の書籍の場合、難しい英単語の上に、ヒントとして意味が自動的に表示されるので、難しくて読めなかった洋書も楽に意味が掴めます。辞書は充実の Oxford Dictionary of English がFire タブレットで費用無しでダウンロードされて利用できるようになっています。
ですから私としては、他社のタブレットより格安で、Google Play も動くし(後述)、しかも電子書籍が強い、という印象です。
Google Play が使えないと悲観する事も無くて、Amazon のアプリストアからダウンロード可能なアプリは、購入する前に「Androidアプリ : Fire用」から調べる事ができます。お子さんや中高年などタブレットは初めてという人だと、これだけで十分過ぎる数のアプリがあると思いますが、どうしても使いたいアプリが Google Play にしかない場合は、
の中から対処法を選んでください。
「タブレットもどき」の「Fire タブレット 8GB、ブラック」を「普通のタブレット」に変えるには、やや難しい操作が必要になりますが、よろしければ「root取得不要で簡単にFireタブレットでGoogle Playを動かす方法」をご覧ください。これができれば、概ね2~3万円の Android 機と同等に使えるのでコストパーフォーマンスは破格の良さとなります。
私は、Google Play がインストールできてからはFire タブレットが気に入って、フル活用しています。代わりにそれまで愛用していた「5万円した、2011年時点では高性能だったタブレット」は滅多に使わなくなりました。技術の進歩は残酷といいますか、Android 4.0 系なので今どきのアプリはもはやインストールできず、Chrome もサポートを打ち切られて更新できません。Android OS のセキュリティー対策も、されていないのではと思います。
家族や友人にアマゾンプライム会員が居て、Fire タブレットは買っていないし買うつもりも無いという場合は、1台に限り4980円で購入できるチケットの権利を行使してもらって送り先をあなたの家にしてもらう事も可能です。(代引きも可) その場合は注文時に「ギフト設定」にチェックを入れてもらってください。なにぶん、Amazonストアで商品を売る手段としてのタブレットなので、Amazonのアカウントが端末に紐づけられています。(端末に紐づけがあるのは Apple 製品も同様ですが) その紐づけを解除するのが「ギフト設定にチェックを入れる」という事です。ギフトといっても、包装が綺麗とかいうことではなく、あくまで質素な段ボール箱で来ますが、この場合は納品書が入っていません。
ただし、ギフト設定にチェックを入れてもらっても、Amazon側の設定ミスで、端末が、購入してくれた人のアカウントに紐づけされている事もあって
すべての注文は1-Click注文で行われます。お客様のアカウントには1-Click設定住所が登録されていない為、購入手続きを完了することができません。ここをクリックして、住所を設定 (ブラウザが起動します) してから、もう一度やりなおしてください。 |
というエラーメッセージが出て、アマゾンのアプリストアからアプリがダウンロードできない場合がありました。 (知人でそういうケースがありました。納品書は無かったのでギフト設定はされていた筈)
そういう場合は、ホーム画面で「設定」-「マイアカウント」-「登録を解除」とすると「Fire の登録を解除」というダアイヤログが出て、このFireをあなたのAmazonアカウントから登録解除します、と表示されるので「登録を解除」をタッチし、既にお持ちのAmazonのアカウントでFireタブレットに登録するか、新たにAmazonアカウントを作成してください。
この「Fire の登録を解除」という操作は、「このFire タブレット、使わないからあげる」のような幸運が訪れた場合にも出番となります。
前述の紐づけの問題があるので、買ってもらってうまく行かなかった場合は相手に何度か問い合わせるなどが発生し、相手も答えられませんから迷惑をかけてしまうので、4980円で買ってもらえる、のではない場合すなわち8980円で買うなら、自分の名義で買う方がお勧めです。すでに PC で電子メールを使っていればそのアドレスで、無ければ何か無料のメールアドレスを取得してアマゾンにアカウントを作成します。私が知人から購入依頼されたときは、簡単にアドレスが登録できる Yandex.Mail を使いました。Google Play 導入後は、Gmail のアドレスに変更する予定です。
クレジットカードは無くても構いません。代引きやコンビニ払いで買えます。
コンビニ払いですと、Amazon から ID とパスワードを記した連絡がメールで来て、その情報でコンビニで端末を操作して引換券を印字し、レジで支払って、という流れになるので、アマゾンで買い物をした事が無いという人だと無理ではないかと思います。手数料が324円かかっても、代引きは無難な選択肢だと思います。
代引きの324円を省く方法として、Amazon のギフト券を使う手があります。コンビニ等でタブレットの代金分のギフト券を購入し、アカウントにギフト券を登録し、それで購入します。
私はたまたま年内までという2千円引きのキャンペーンが利用できました。現在はやっておりません。次にいつあるのかはわかりません。クリスマス商戦頃はやるかもしれませんが。
なおプライム会員に体験で入って4980円で買ってすぐ退会すればいいと思うかもしれませんが、1年以上すなわち年会費4千円を2回は払わないと「Fire タブレット購入の際に値引いた4千円は返せ」という事になるようです。無料体験に申し込んで4千円のギフト券を貰えばと思うかもしれませんが、面倒な手続きをしないと2ヶ月以内に脱会できない上にギフト券は無効にされますし、手続きをしないと自動的に2ヶ月後に本会員にされてしまうようです。Amazon を出し抜こうとしても、向こうの方が商売上手だと思ってください。非常に紛らわしい書き方をしてメリットばかりを強調し4980円で買えるかのようなエサをぶら下げてプライム会員や体験入会を勧めてきますが、そこは「大人の判断」をしてください。他に、100万曲以上の楽曲を聴き放題とありますが、無料で聞き放題ができるのは売れ筋ではない曲ばかりで、「ぜひ聞きたいな」と思う曲やアルバムは、プライム会員でもタダでは聴けず軒並み「買って」となっています。常識的に考えて、人気の売れる曲がタダで聞き放題になったら音楽産業が成り立たなくなるでしょう。
8980円というのは本体だけで、専用のアクセサリもあります。保護フィルムやケース、延長保証が欲しいとなると、金額が積みあがって「あれ、さして安くないぞ」となりますが、高級タブレットならともかく、安いタブレットに高いアクセサリをたくさん買うのもバランスが悪いので、私は現在、百円ショップで保護フィルムやケースを物色中です。
Fireタブレットの事故保証プランは購入後30日以内でも加入可能で落下や水濡れのほかバッテリー交換にも対応との事ですので、Google Play を動かすのがどうしても不安だという人は、後で延長保証を購入なされば良いかとおもいます。
microSDHCカードは、最初から買って、取り付けてから設定をした方が良かったかなと思います。
ただし、microSDHCカードを入れても本体のSSDは8GBだけ (OSが入っているので、使えるのは約5GB) というのが制約になりますね。「Google Play をインストールして、Android 用のアプリは何でも入れられる」という使い方を想定したタブレットではないので。(一部のアプリは,microSDHCカードにインストールしたり、データをmicroSDHCカードに置いたりできるのですが)
アクセサリのページで奨励されているカードとは異なりますが、東芝 microSDHC 32GB EXCERIA 48MB/s UHS-I Class10 TOSHIBA 海外向パッケージ品 [並行輸入品]という物を購入致しました。32GBで888円、送料込みです。販売、発送は「jnhショップ」さんです。コンビニ受け取りには対応していませんが、クロネコメール便で届きました。
製品ページは東芝のパーソナルストレージとなりますが、海外パッケージなので、英語の Pocket Media のページになるのかもしれません。見ても良く分かりませんでしたが、私のFireタブレットに取り付けて動作する事を確認しました。
純正アクセサリは何も買わなかったケチの私ですら、このmicroSDHCは安いと思いました。
なお、Transcend microSDXCカードを強く勧めている人もいらっしゃいましたが、レビューの中には「う〜ん、、、」と思ってしまうものもあります。
【Amazon.co.jp限定】Transcend microSDXCカード 64GB Class10 UHS-I対応 400× (無期限保証) TS64GUSDU1PE (FFP) 1,880円 | 【Amazon.co.jp限定】Transcend microSDHCカード 32GB Class10 UHS-I対応 400× (無期限保証) Newニンテンドー3DS 動作確認済 TS32GUSDU1PE (FFP) 1,080円 |
★★☆☆☆ 1枚は1年、もう1枚は4ヶ月で書き込めなくなりました | ★☆☆☆☆ 毎回一回目は偽物送るのでしょうか? |
★☆☆☆☆ 不良率は何%なのか? | ★☆☆☆☆ Amazonカスタマーの対応がなんだかなぁ |
かかりません。携帯電話で話ができる、携帯電話の電波で通信する、といった機能は無いので。Wi-Fi というか無線LANしか使えませんので、毎月の通話料や費用はかかりません。
逆に、自宅に Wi-Fi というか無線LANが無いと、Fire タブレットには限りませんが、タブレットは実質、使うのが難しくなります。そもそも、Fire タブレットの各種の設定を、無線LANが使える友人・知人宅でやるかやってもらう必要が生じます。
インターネット環境は有るが無線LANは使えないという場合は、無線LANルーターの「NEC AtermWR8165N」等を2500円ぐらいで購入して設定すれば、毎月の費用などは新たに発生する事無しに無線LANが自宅で自由に使えるようになります。WR8165N は簡単な部類だと思います。NEC の商品ページや取説はこちらになりますが、無線LANルーターの設定ができなかったぞ責任取れと言われても、申し訳ありませんとしか言えません。知人であれば、「夕食+歓談+茶菓子」で設置していますが。
自宅にインターネット環境が無い場合は、無料のWi-Fiスポットでしのぐしかありません。
セブンイレブンはメールアドレスで登録すれば仮登録されてネット接続が可能になるので、メールを受信しに行って本登録までできます。一方ファミマはメールアドレスで登録しても仮登録されず、メールを受信できないのでその場で本登録というのはできません。ローソンはメールアドレスで登録すればそれで使えました。
全国14万4千のアクセスポイントが使えるようになるという多大なメリットも、専用アプリのインストールが必要、サイズが約50MBと大きい、アクセスポイントのデータも大きい、メールアドレスで登録しても仮登録されてつながったりはしないのでその場で本登録ができない、しかも頻繁にアクセスポイントのデータが改訂されて長々とダウンロード、アプリも度々バージョンアップして長々とダウンロードという悲惨な状況のために相当に打ち消されてしまっています。Fire タブレットは SIM などは使えないので無関係ですが、他のタブレットやスマホの場合は設定次第では、無料W-Fi を使おうとしたらとんでもない通信料がかかる羽目にもなりかねません。
セブンイレブン・ファミマ・ローソンは登録しておいて、Japan Connected-free Wi-Fi は、通りすがりに見掛けたアクセスポイントを登録無しで手早くつなげたい場合に限って使う、という感じになりましょうか。メインで使える状況ではないです。
他にスマホからテザリングする方法もあるようですが、私はスマホは持っていないので、このあたりはわかりません。モバイルWi-Fi という物もあるようです。
何らかの操作ミスで課金されないように、念のための安全策として以下の設定をしています。
ブックマークも使えます。ブラウザの上部、アドレスバーの右にある、家のマークをタップするか、ブラウザの左上の「三」をタップし「ブックマーク」を選んでください。
YouTube は専用のアプリを入れなくてもSilkブラウザで動画を再生できます。
NHK World も専用のアプリを入れなくてもSilkブラウザで動画を再生できます。
これだけ使えればさして困る事はないと思います。Amazon Silkブラウザの基本操作もご覧ください。私は Chrome も入れていますが、Silkブラウザの方を良く使います。
なお「プライベートブラウジングを使う」という機能がヘルプに紹介されていまして、閲覧履歴/クッキー/検索履歴/入力したパスワードが残らないそうです。何かプライバシーを守るのに寄与するのか良くわかりませんが、元々はタブレット端末を家族などで共有している場合に Amazon で買った商品を内緒で発送しても閲覧履歴からバレないようにするためのものだそうです。とはいえ Amazon で家族会員になっているとそのアカウントで家族に購入履歴が見られるのではとも思いますが家族会員は居ないので正確にはわかりませんが、とにかく紹介しますと
Fire タブレットはロック画面として広告付きスクリーンセーバーが表示されます。中には、見されると恥ずかしく感じるゲーム画像のものもありましたが、簡単に広告を非表示にできます。