Last modified: Tue Nov 21 21:02:49 JST 2017
[介護関係情報に戻る] [知恵ノートのトップに戻る]あくまで実務経験ルートで受験をした一人として気づいたことやこうしておけば良かったかなと思われた事を皆さんの参考に記しますが、資格スクールで生徒に受験対策を指導するプロから見れば稚拙な内容かもしれない事をご了解下さい。
「過去問だけで合格できますか」と言われれば、「過去問をやらなければ落ちるのは確実」としか言えません。実務者研修で学んだ事をどれだけ覚えているかは人それぞれですので「こうすれば」と一般論は言いづらいので、一案として
はいかがでしょう。とにかく現状の実力と弱点を把握しない事には受験勉強の作戦も立てられません。
残念ながら、介護福祉士の国家試験は、実務者研修で学んだ事をしっかり理解していて要点を覚え、毎日の仕事を通して身につく知識があれば合格する性質のものではありません。少なくとも、第29回の試験に関してはそう感じます。拙著第29回介護福祉士国家試 問題および解答速報サイト集にも書きましたが、問題を作成する人は介護の現場で働いているような立場ではなく「先生」と呼ばれるような人ですかね。そにかく現場と乖離した内容、非常識な内容、法令や政令の根拠を欠いた問題作成者独自の俺様ルールを問う内容、NHKの「試してガッテン!」並の医学的根拠の無い医療もどきの奇問が出ます。
第29回は、過去の試験と異なり、
これらの特徴が、医療的ケア5問追加以外にありました。「新傾向」と言えばそれまでですが、正解割れ問題が多く試験問題として完成度が低いと思います。
これも難しい所です。ある意味、高ければ高いほどいいとも言えますが、勉強する方が堪りません。逆に6割ギリギリで通るように勉強するのが一番、楽に思えますが、そうとも言い切れないです。なぜなら第29回の試験では、国家試験の夜に、幾つかある解答速報サイトででも
という物が、125問中23問ありました。受験を飯の種にしている筈の資格スクールのプロの講師陣が集まっても当日の夜に正解が出せないとか、サイトごとに正解が割れるような物を、受験生に解けって無茶だと思います。最悪なのは、仮に実務者研修のテキストを全部、そして分厚い受験参考書を一字一句、完全に暗記しても解けない変な問題が多い事です。問題作成者が勝手に決めた俺様ルールを問う、俗称に過ぎない”なんちゃって”病名を答えさせる、平成元年に某福祉関連団体が出した資料の内容やら厚労省が出した調査報告の数値を覚えないと解けないなど回答不可能な奇問、和食のマナーを問う、可処分所得のような経済分野の計算をさせるなど「介護福祉士の試験なんだから介護の問題を出そうよ」と呆れる問題が多かったです。
よって、6割正解で合格といえども、2割程は「頑張って勉強すれば正解できる性質のものではなく受験のプロでも解けない」「正解ならラッキー」な問題となります。そこで目指す正解率は、あまりギリギリだと合格発表まで心が休まらないので、多少の変動も見込んで7〜8割正解を目指す程度が良いかなと思います。逆に言えば、「受験勉強不可能問題」が2割程あるので、受験勉強可能な「まともな問題」は1割ぐらいしか間違えないぞ、という意気込みが必要という事です。
医療的ケアは5問しかありませんが、医療的ケアだけで1分野とみなされますので、不幸にして5問共に全滅すれば、得点ゼロの分野があった事になり、トータルで幾ら高得点でも不合格になります。他分野ですと問題数が多いので滅多に零点は取らないですが、医療的ケアは問題数が少ないので要注意。これも「零点でなければOK」とするか、「医療的ケアは絶対に5問正解してやる!」とするかで勉強法も変わります。
実務者研修に15万円位のお金がかかる、受験手数料も15,300円かかる、受験するにも交通費や遠方の人だと前日泊のホテル代がかかる、合格してから登録するにも収入印紙9,000円と登録手数料3,320円と、良くこれだけ賃金の低い介護職員から出させるなと呆れてしまい、参考書にまでお金を掛けたくないという気持ちになり、無償のアプリやサイトもあるので自分はこれを活用すれば合格できると思う人もいらっしゃるかと思います。
方針は色々あるかと思いますが、私は、ケチって不合格になって再受験する事を考えれば、参考書に1万円程度かそれ以下なら、トータルで見ればバランスとして悪くはないのではと思っています。
過去の問題を研究するのは資格試験では定番の勉強法です。英検やTOEICでも、日頃に英語の勉強をしていれば良いというわけではなく、どんな問題が出されるかに慣れておけば持てる実力を発揮できます。試験会場で初めて「こういう試験なのか」では戸惑って実力の半分ほどしか発揮できずに試験が終わるでしょう。
もちろん過去問と同じ問題が出るから覚えておけば合格するというわけではありません。そうではなく
過去問は、正解を丸暗記しても意味がありません。なぜこの選択肢が正解となるのか、そして、他の選択肢はなぜ不正解として除外できるのか。それを導く過程をトレーニングする事に意味があります。第29回の試験しか知りませんが、「正解を選ぶという事ができず、5つの選択肢を全て見て、消去法で4つの不正解を除外していくことで結果的に残った正解を選んで得点する以外にない」という問題がやたら多かったです。
自分の環境を元に自分を基準にした物事の考えしかできず、その発想を他人に押し付けるのはいかがなものでしょうか。私も前職では、「食事と風呂と睡眠の3つを満たすのは無理」という状態を経験しました。帰宅したらすぐに睡眠し疲労回復に努めなければ死ぬと分かっていたので命を削ってまでTV・音楽・娯楽をしようという発想は湧きませんでした。現在は介護で余裕のある働き方をしていますが、それでも人手不足・夜勤・シフトの関係・家庭での責任・親の介護・お子さんの世話・ひとり親家庭など様々な事情のため勉強時間の捻出が困難な人も大勢居るだろうな、位は察しが付きます。だからその辺りが理解できない今まで楽しかしてこなかった人が忙しい人を非難するのはやめようよと言っておきます。
やはり、スキマ時間でも活用する、位しか思いつきません。ちょっとの時間でもコツコツと、1問あるいは1項目でもいいから勉強し、それを積み重ねていく。そのためには、携帯端末でも学習できる環境を用意しておくと役に立つかと思います。
私はタブレットが好きなのですが、携帯端末の扱いに慣れていらっしゃらない方は、紙の書籍で良いと思います。
以下を比較しました。
以下に、介護福祉士の試験に合格するために適したテキスト及びアプリは何かを可能な限り正確に比較し批評する目的で、必要最小限の範囲で画面及び紙面を引用して紹介させて頂いております。なお、Yahoo! の知恵ノートの技術的制約により、420x420ピクセル以上のサイズの画像は縮小されるため、見づらくなっている事をご容赦願います。
問題
解答及び解説
問題
解答及び解説
左は問題、 右は解答及び解説
問題、ポイント、解答及び解説
選択肢1の息子の食事も作って欲しいという要望に対する解説が、中央法規と他で異なっている。ケアトレも不十分な解説であるが、『介護福祉士暗記カード+過去問徹底対策(解説付き)』では、息子の食事も作らなければいけない事になってしまう。
選択肢3が正解であるが、中央法規は、限度額まで使用しているのでボランティアに依頼する事がふさわしい旨の解説をしており詳しい。ケアトレ及び介護福祉士暗記カード+過去問徹底対策のアプリでは、単に正解であると記しているだけで、なぜ選択肢3が正解と言えるのかの解説を欠いており、これでは過去問を学ぶ意味が無い。
中央法規の書籍とアプリでは解説自体は同一であるが、「Point」という解説すなわち、この問題は何を受験者に問うているのかの説明があるのは、紙の書籍だけである。
問題
解答及び解説
問題
解答及び解説
左は問題、 右は解答及び解説
問題、ポイント、解答及び解説
問題、解答及び解説
選択肢4が正解であるが、中央法規は、一審で敗訴した国が生活保護基準額を引き上げるなど行政改善の契機となったことを解説をしており内容が詳しい。介護福祉士暗記カード+過去問徹底対策のアプリの解説は簡潔である。ケアトレ及び電子書籍の『福祉教科書 介護福祉士 完全合格テキスト 2017年版』の解説は、無償のアプリより短い。
残りの選択肢は不正解であるが、これも
中央法規の書籍とアプリでは解説自体は同一であるが、これも「Point」という解説があるのは、紙の書籍の方だけである。
無償でアプリを開発して公開してくださっている作者さん、そして、受験生のためのサイトを運営してくださっているリクルートキャリアさんには感謝したいと思います。ですが、不正解となる選択肢をいかに見ぬいて消去するかの能力を身につけるかという観点からは、市販品なので有料となりますが中央法規の書籍あるいはアプリに軍配が上がります。
『福祉教科書 介護福祉士 完全合格テキスト 2017年版』の解説は、無償のリクルートのケアトレに比較して、互角あるいはやや簡潔な解説となっている。ただし完全合格テキストは過去問以外の問題も含んでいる。
あまりふさわしくない喩え話かもしれませんが、戦争で戦う場合、タダで手に入る武器で戦うか、お金は必要だが性能の優れた武器で戦うか、というようなものかもしれません。もちろん武器の優劣で全てが決まるわけではなく、武器を使いこなして強い闘いができるかどうかも重要ですし、武器の持ち腐れという事もありえるでしょう。ですが、優れた武器のほうが戦いやすいと思います。受験戦争で勝利を収めるには、少しの投資も必要かと思います。
後は、重くてかさばるが、Point の解説もある書籍を選ぶか、Point の解説は諦めるものの隙間時間でも学べる機会を増やせるアプリに利点ありと判断するか、です。
※私は単に中央法規以外の出版社の書籍は購入しておらず内容を知らないというだけの話であり、中央法規が他出版社の受験用テキストより何か優れているといった趣旨を述べているつもりはありません。一受験生には各社のテキストを比較するのは費用的に無理だというだけの事です。
介護福祉士 国試対策商品2017には色々な本がリストアップされています。全部買っていたらキリがありませんが、「持っていれば安心するから」という理由で奮発しました。
『介護福祉士国家試験過去問解説集』は、この知恵ノートで長たらしく解説している通りで、これ(アプリ版でも可)無しで受験戦争に臨むのは丸腰で戦場に出るような物です。
『介護福祉士国家試験模擬問題集』ですが、これが解ければ余裕で合格できるようにという意図で編纂されています。難しいです。過去問で合格点をクリヤできる人でも、この模擬問題だと平気で半分以下だったりします。自信を失うので手を出さないほうが良いという意見もありますが、第29回は医療的ケアが新たに出題されるので、予想問題のある模擬問題の本を入手しないわけには行きませんでした。私は試験前日でもこれを終える事ができず、どうしようかなと思いましたが、眠い目をこすりながら無理矢理、終えたのが結果的に役にたったかな、と感じています。
『介護福祉士国家試験受験ワークブック』の上と下は、見て途方に暮れたといいますか、「これで勉強できるほどに頭脳明晰な人も居るのか」と思うぐらいに本格的で、実務者研修を受けた数年前より認知機能が低下してしまったのか、読んでも頭にちっとも入りませんでした。私にはこのワークブックを試験に役立てられるだけの素養がありませんでしたが、介護職員として覚えておきたい事が書かれているので、今後の自己啓発に活用していきたいと思います。
『わかる!受かる!介護福祉士国家試験合格テキスト』は、ワークブックよりは幾らか易しいですが、それでも「これ読んで頭に入れろって厳しいよね」とくじけそうになりました。目は通しましたが暗記には至らず、試験に役立ったのかどうか (この本の内容から出題されたか) は精査していないので良くわかりません。
『らくらく暗記マスター』は、ちっちゃな本でコスパが悪いなと思いました。私にはあまり合わなかったです。
『一問一答』も、ちっちゃな本でコスパが悪いなと思いました。私にはあまり合わなかったです。持ち運びしやすいとして発売されている小型の本より、大型の本が、重ければ切って本の一部を持ち歩く方が良いのでは、と思いました。
後に述べるように、中央法規のアプリが6月後半に発売キャンペーンで全部込みで1500円を切るような価格で提供されるなら、これで過去問題と模擬と一問一答がまかなえるのでそれメイン、後は紙の書籍で合格テキストといった組み合わせかな、と思います。
中央法規に問い合わせましたが、書籍を買ってもアプリが割引になるという仕組みはありませんでした。
正確に記憶していませんが、6月後半にその年度用のアプリが中央法規から発売されると、短い期間ですが発売キャンペーンで安く提供された…かと思います。全部込みで1500円を切ったかと思います。
Google Play 版はこちらになります。Google Play でアプリを購入するには、クレジットカードを登録するか、Google Play ギフトカードが必要です。私は悩んだ末、紙の書籍を買ったのでアプリは購入しませんでしたが、後で「買えば良かった」と後悔しました。アプリはサンプルは無料なので、購入前に必ずインストールして動作を確認して不具合が無く、かつ気に入ったらコンテンツを購入してください。
Android 版に関しては、Google アカウントと紐づけされているようです。Google アカウントは、1端末1アカウントが原則なので、例えばタブレットとスマホで合計2台所有している場合、アプリのコンテンツの権利を1つ購入した場合は、タブレットとスマホの両方で勉強するという芸当ができません。タブレットとスマホで同じ Google アカウントを使いまわしすると使えるのか分かりませんが、途端に Google の方で「誰かがあなたのアカウントを他の端末で使った」と警告が出ます。
タブレットをお持ちで無い方は、Amazon の Fire タブレットという端末を、知人で Aamzon のプライム会員になっている人を探してお願いして4980円で購入してもらうというテクニックがあります。
Fire タブレットに Google Play を入れてしまえば、介護福祉士合格アプリをインストールする事ができます。もちろん、4980円よりは高くなりますが、普通に他の Android タブレットを入手なさっても構いません。
iPad や iPhone は所有していないので、高価だという事と、合格アプリの iTunes Store 版はこちらという以上の事はわかりません。
現時点では、国際医療福祉大学医療福祉学部医療福祉・マネジメント学科からしか電子書籍は出ていません。電子書籍の場合は、中央法規のアプリと異なり複数端末で読むことが可能です。とはいえ固定レイアウトのため7インチ以上の画面での利用が奨励されています。一方、手持ちの約4.3インチのサイズの液晶のスマホにて、米粒に字を書いたのごときになってしまい、表示範囲を選んで拡大したところで全く実用にならない事を確認しました。
※ 将来、固定レイアウトではない電子書籍が登場したら、小画面のスマホでも読める筈です。
試し読み可能なら、ダウンロードしてみて、お手持ちのタブレットあるいはスマホで読んでみてどうか確認した上で購入できます。使い方を理解していないだけなのかもしれませんが、honto だけは試し読み不可。これでは困るなと思いました。
前述の通り、過去問だけで比較すると、完全合格テキストは無償のケアトレと比較してアドバンテージが感じられませんが、完全合格テキストは過去問だけではないので、それも含め総合的にメリットがあると思われるのでしたら、お求めになってください。
これまでの比較結果を元に優劣をまとめました。
比較項目\学習ツール名称 | 合格アプリ | 無償アプリ | ケアトレ | 電子書籍 |
費用 | × (有償) | ○ (無償) | ○ (無償) | × (有償) |
複数端末で学習できるか | × (不可) | ○ (可能) | ○ (可能) | ○ (可能) |
小画面のスマホで学習可能か | ○ (可能) | ○ (可能) | ○ (可能) | × (不可) |
学習時のネット接続 | ○ (不要) | ○ (不要) | × (必須) | ○ (不要) |
解説の詳しさ | ○ (詳細) | △ (簡潔) | △ (簡潔) | △ (簡潔) |
※合格アプリ、無償アプリ、ケアトレ共に、手持ちの小画面のスマホにて、実用的に学習できる事を確認しています。
持ち運びしやすい小型のスマホでスキマ時間でも学習できる事を重視するか、大きめのタブレットを持ち歩いているか、ネットはいつでもつながるか、などの要素が、あなたに最適なツールは何かに関係してきます。
私が「失敗だったな」と後悔したのは、実際に試験が近づくまでは携帯端末はあくまでサブ的な書籍を補う物だと捕らえていた事です。ところが実際には、本を広げる時間が取れる割合より、スキマ時間にスマホで学習する時間の合計の方が多かったです。そのまま皆さんに当てはまるとは限りませんが、私の経験としてお伝えします。
中央法規の合格アプリがリリースされています。リリース後2週間はセール価格で販売なので、これを上手に利用するのがイチオシです。
介護福祉士合格アプリ 2018 一問一答+模擬問題+過去問題
★☆★発売記念セール実施中☆★☆ |
私自身、模擬試験を受けていませんので「模擬試験を受けなさい」と言える立場ではありませんで、受けることがメリットがあるか各人でご判断ください。こちらとしては「紹介のみ」「良し悪しはコメントせず」とさせていただきます。
と思ったら、介護福祉士の模擬試験の概要まとめ完全版【種類・日程・費用・メリット】という優れた記事がありました。そちらを見てください。
名づけて「300円模試」です。以下に過去問を印字しやすくした物を置いておきます。
ダウンロードして、USBメモリなどに保存し、セブンイレブンに行って
プリント
普通紙プリント
USBメモリ でUSBメモリをセット
普通のプリント
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A3
ちょっとちいさめは「する」
小冊子
小冊子・左上綴じ・縦原稿になっている事を確認
決定
2枚を1枚は「しない」
1部
としてください。これで問題用紙が印字できます。解答用紙の方は「Anser_Sheet」という名前のファイルになります。
※ 理解がある職場でしたらコピーさせてもらってください。理解が無くコピー代も無い場合は、本番気分は減じますが、解答用紙だけ印字して問題はタブレットかPC画面でご覧ください。
後は、これら問題用紙と解答用紙を手に、本番の試験だと思って、試験の時刻も本番と一緒にして解いてみてください。これで、例えば「近くの図書館が模擬試験会場」のようになります。HBの鉛筆と消しゴムや腕時計も持参しましょう。いっそ本番気分を味わうために弁当も持参しようかと思いましたが、地元の図書館は飲食禁止なのでやめました。
なお問題は「解きっぱなし」とか「採点して6割以上取れたから安心して試験勉強を疎かにする」事のないようにしてください。中央法規の過去問の書籍あるいはアプリで、正解した問題も、そしてとりわけ間違った問題は、しっかりと解説を読んでください。
解答用紙にマークするのは1日でできますが、しっかりと解説を読み、なぜこの選択肢は正解ではないのかも理解し、間違った箇所はもう間違えないように覚える、という地道な学習は、私は何日もかかりました。
後は「この分野は失点が多い」と思ったら、ワークブックなり合格テキストなり他の参考書でも結構ですが、苦手分野を重点的に勉強します。
逆に「この分野は自分は苦手すぎて今から勉強しても試験日までに高得点を取れるようになる事は望めない」と判断したら、いたずらに時間を掛けずに「捨てる」という思い切りも必要です。私は、例えば生活保護関係は得点できる程には制度が理解できず、社会の理解に関しては他で得点するしかないと判断して捨てました。何と第29回では、例年数題出ている生活保護関係の出題がゼロでラッキーでしたが、出ていたらまぐれ正解がせいぜいだったでしょう。
なお前述した通り、医療的ケアは5問しかないので、捨てたら「分野零点」を食らう恐れがあるので捨てるわけにはいきません。
※まぐれでいいから1問正解すればいいのだというギャンブル作戦なら別ですが
私は、サボりたくなったら、「不合格になった自分」を思い描くようにしました。合格者一覧に自分の受験番号が無かったシーン、合格して喜ぶ人達の脇で気落ちしている自分、職場に「落ちました」と報告する自分、また受験申請をして辛い受験勉強をする自分。「こんなの嫌だ」と思い、落ちないようにするためにはどうするか? と考えます。これを回避するためには、サボっていないで目の前にあるテキストで勉強するしかない、と自分に言い聞かせました。
ファミレスでドリンクバーを頼みながら勉強するのがお気に入りの人はそれで結構ですし、私は、お金がかかるので図書館に行きました。図書館は自宅よりサボりたくなる誘惑が少なく、勉強している人もいるので雰囲気的に自分も頑張ろうという気になります。
家で勉強できる強い意志がある、気が散らずに勉強できるように自宅の環境を整えるのが一番ですが。
皆様の健闘をお祈りしています。