FireタブレットにGoogle Playを入れる事で動かせる学習向けアプリ

NHKであなたもハーバード大へ　～広がる無料オンライン講座～という番組を見て、「ああ、やっぱりな。世界は進んでいるな」と思いました。日本では無料オンライン講座も一部は出ていますが、やはり受験生向けの有料講座の方が充実しているようです。

オンライン講座以外にも、タブレットひとつあれば学習の機会は広がります。各ご家庭の経済状態は様々でしょうが、アマゾンのFireタブレットという製品は、プライム会員というものに登録している知人を探して買ってもらえれば4980円で新品を入手できます。そして、Google Play を動かす事ができれば、通常の Android タブレット同様に色々なアプリを動かす事ができます。詳細は以下の関連知恵ノートをご覧ください。

経済的には裕福ではないご家庭のお子さんでも、農村や離島に住んでいて「塾も予備校も、そもそも高校も無い」ような地域に住んでいるお子さんでも、ネットとタブレットがあれば予備校の授業をオンラインで受けられ、また、英語に触れる事もできます。

安価に入手できる Fireタブレットで Google Play を動かすのは少し技術力が必要です。自分でタブレットの設定を頑張ってする方がITスキルの向上にもなりますが、最初は無理だったら詳しい人に設定してもらうというのも手かと思います。IT関係の仕事をしている／していたような人が協力してくれれば、以下の情報さえ示せば容易にやってのけるでしょう。

スタディサプリ　(旧: 受験サプリ)

以下は Fire タブレットに、2週間無料体験という事でスタディサプリのアプリをインストールさせていただき、動作を確認したものです。

私が受験勉強をしていたのは遥かに昔の事で最近の事情はわかりませんので、スタディサプリに関しては紹介記事や体験記がありますのでそちらをご覧ください。

受験勉強が激変？｢受験サプリ｣の破壊力」　東洋経済
受験サプリ(現スタディサプリ)を１年間受講してみて　独学、予備校、自宅浪人を経験した医学部再受験成功記

月額980円で講義動画は見放題。テキストも PDF で無償ダウンロードできる…筈 (無料体験ではできない)

東進ハイスクール

以下は Fire タブレットに、東進講座受講のアプリをインストールさせていただき、動作確認画像を再生したものです。

「東進の講座をAndoroid端末で受講するためのプレイヤーアプリケーションです。東進では、授業をt-POD（toshin-Preparatory school On Demand）により映像配信しています」

との事ですから、t-POD というと、こちらで解説されている内容だと思います。

東進ハイスクール在宅受講コース

在宅受講コースは入学金が32,400円。1講座につき81,600円だそうです。高いですね。タブレットぐらい最新鋭のモデルを気軽に買ってくれる家庭向きですね。

スタディサプリ v.s. 東進

こちらの記事をご覧ください。

スタディサプリと東進を４つのポイントで比較してみた

値段が違いますね。

Try IT（トライイット）

Google Play から質問できる映像授業TryITをインストールしていました。アプリを起動すると、会員登録を要求され、ブラウザが開きます。カメラが開いてQRコードを読む機能もあるようですが、そんなのは無視して普通に登録してください。（下図の右）

Try IT には「わからないところは、スマホを振ってトライの先生にいつでも質問する」機能があるようですが、低価格の入門機でモーションセンサーを有していない Fire タブレットでは、振っても無駄な模様。以下に無料で視聴できる授業例を示します。

動画の質は、学習には支障ないと思いますが、「スマホを振ってトライの先生にいつでも質問」の機能は使えないし、代替の操作も現時点ではあるのか不明なため、使い物になるかは微妙です。もっとも、質問には1回につき500円がかかるようですが。

Fire タブレットがある・Fire タブレットしか無い状態で、質問ができないという制約があっても無料の動画授業を利用したいというのでしたら可能ですが、現在スマホもタブレットも持っておらず、Try ITで学習したいのでタブレットを新規に購入したいというなら、Fire タブレットではないほうがいいかもしれません。

しかしテキストや回答はダウンロードできるので、「お金が無いので質問は Try IT ではしません」「とにかく、少しでも学習できれば」という事でしたら、問題や回答をダウンロードする事も可能でしたので、役に立つかもしれません。